![]() Film en sulfure de polyphenylene et procede de production
专利摘要:
公开号:WO1989008677A1 申请号:PCT/JP1989/000243 申请日:1989-03-07 公开日:1989-09-21 发明作者:Yukichi Deguchi;Yukio Noguchi;Masaaki Sudo;Kiyohiko Ito 申请人:Toray Industries, Inc.; IPC主号:C08J5-00
专利说明:
[0001] 曰月 糸田 [0002] ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム及びそ の製造方法 [0003] [技術分野 ] [0004] 本発明 は、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム及び そ の製造方法 に 関 す る 。 本発明 の ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ムは、 コ ン デ ン サの誘電体及び磁気記録媒 体のベー ス フ ィ ル ム と し て特 に有用 で あ る 。 [0005] [背景技術 ] [0006] 従来、 ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム は、 優れ た耐熱性 と 耐加水分解性を活か し 、 種 々 の電子機器ゃ電 子部品分野において F 種絶縁薄膜材料 と し て使用 さ れて レヽ る 。 こ の よ う な ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム に は、 その滑 り 性を改善す る ために微粒子が配合さ れる こ と 力 s し ば し ばあ る 。 こ の よ う な微粒子 を含む フ ィ ル ム は、 例えば特開昭 5 5 - 3 4 9 6 8号に開示さ れる よ う に 、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド粉末に固体微粒子をへ ン シ ヱ ル ミ キサ一 な どで混合後、 2 軸押出 し機等に て 固体微粒子を 溶融状態で混練、 分散さ せたポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド 樹脂組成物を特定の条件下で 2 軸延伸す る こ と に よ り 製 造さ れる 。 し か し なが ら 、 こ の よ う な方法に よ り 製造さ れた ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム は固体微粒子の 分散が不均一であ り 、 二次凝集物に起因す る粗大突起の ため表面平滑性が悪いだ けで な く 、 特に 1 0 w m 以下の 薄い フ ィ ル ム を製造 し た場合、 絶縁欠陥が多 く な り 、 コ ン デ ンサ用 の誘電体フ ィ イ ルム と し て は劣っ た も の と な る 。 ま た 、 こ の よ う な ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ムを フ 口 ッ ピーデ ィ ス ク等の磁気記録媒体のベース フ ィ ルム と して用 いた場合、 粗大突起に起因する ド ロ ッ プァ ゥ 卜 が多い と い う 欠点を有 している。 滑り 性が良好でか つ表面平滑性に優れ、 さ ら に絶縁欠陥が少ない ポ リ フ ユ 二 レ ン スルフ ィ ド フ ィ ルム はい ま だ知 ら れて い な い 。 [0007] [発明の開示 ] [0008] 本発明の 目 的は、 表面平滑性及び滑 り 性に優れかつ 絶縁欠陥の少ないボ リ フ エ 二 レ ン スルフ ィ ド フ ィ ゾレム ( 以下 P P S フ ィ ルム と 略称する こ と があ る ) を提供す る こ と で あ る 。 [0009] さ らに ま た、 本発明の 目 的は、 耐はんだ性、 周波数 特性及び温度特性に優れ、 かつ容量及び絶緣破壊電圧の バ ラ ツ キの /j、さ レヽ コ ン デ ンサを提供する こ と で あ る 。 [0010] さ ら に 、 本発明 の目 的 は 、 ド ロ ッ プ ア ウ ト が少な く 、 かつ寸法安定性及び耐熱性に優れた磁気記録媒体を 提供す る こ と である。 [0011] さ ら に、 本発明の 目 的は、 表面平滑性及び滑 り 性に 優れかつ絶縁欠陥の少 な い ボ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の製造方法を提供する こ と であ る 。 [0012] 本願発明者ら は、 鋭意研究の結果、 特定の平均粒径 を有する微粒子を含み、 かつ、 その微粒子の単一粒子指 数が特定の範囲内にある ポ リ フ エ二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ルム が優れた表面平滑性及び滑 り 性を有す る こ と を見出 し 、 かつ、 こ の よ う なボ リ フ エ 二 レ ン スルフ ィ ド フ ィ ル ムの製造方法を確立し て本発明を完成 し た。 す なわち 、 本発明 は、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を 主体 と す る樹脂組成物 か ら成 る フ ィ ル ム で あ っ て 、 該 フ ィ ル ム中に平均粒径が 0 . 0 5 jLi m ない し 3 u m の微粒子 が分散さ れてお り 、 かつ該微粒子の単一粒子指数が 0 . 5 以上で あ る ポ リ フ ヱ ニ レ ン スルフ ィ ド フ ィ ルム を提供す る 。 [0013] さ ら に ま た、 本発明は 、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を主体 と す る樹脂組成物か ら成る フ ィ ル ム で あ っ て 、 該 フ ィ ル ム中に平均粒径が 0 . 0 5 m ない し 3 m の微粒子 が分散さ れてお り 、 かつ該微粒子の単一粒子指数が 0 . 5 以上で あ る二軸延伸ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム を主た る誘電体 と し 、 金属箔又は金属薄膜を 内部電極 と し て成る こ と を特徴 と す る コ ンデ ンサを提供す る 。 [0014] さ ら に 、 本発明は、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を主 体 と す る樹脂組成物か ら成る フ ィ ル ム で あ っ て 、 該 フ ィ ル ム中に平均粒径が 0 . 0 5 m ない し 3 u の微粒子が分 散さ れてお り 、 かつ該微粒子の単一粒子指数が 0 . 5 以上 であ る二軸延伸ポ リ フ エ 二 レ ンスルフ ィ ド フ ィ ル ム の少 な く と も 片面に磁性層を設けて成る磁気記録媒体を提供 す る 。 [0015] さ ら に 、 本発明は、 沸点が 1 8 0 °C な い し 2 9 0 で の液 体中 に微粒子を該液体中での平均粒径が 3 u m 以下 と な る よ う に分散せ し め た ス ラ リ ー を 、 ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド ボ リ マーの粉末に、 該ポ リ マ一に対す る該微粒子 の濃度で 1 重量% ない し 1 0 0 重量% と な る よ う 添加混 合し 、 該混合物を少な く と も一段のベ ン 卜 孔を有する押 出 し機に供給 して溶融せ しめ、 その後、 該液体成分だけ をベ ン 卜 孔か ら除去 し 、 微粒子が分散さ れたポ リ フ エ二 レ ン スルフ ィ ド を押出 して前記微粒子が分散さ れたフ ィ ルム を得る こ と を特徴 と す る ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の製造方法を提供する 。 [0016] さ ら に、 本発明は、 ボ リ フ エ二 レ ン スリレフ ィ ド ポ リ マ一を少な ぐ も一段のベン 卜孔を有する押出 し機で押 出 す に 際 し 、 沸点が 1 8 0 °C な い し 2 9 0 °C の液体中 に、 微粒子を該液体中での平均粒径が 3 m 以下 と なる よ う に分散せ し め た ス ラ リ ーを 、 該押出 し機の シ リ ン ダ一の部分で、 前記ポ リ マーの溶解前及びノ又は溶解後 に該ポ リ マーに対する前記微粒子の濃度で 1 重量%ない し 1 0 0 重量% になる よ う に強制的に注入 し、 その後、 該液体だけをベン ト 孔か ら除去 し、 次いで該ポ リ マー と 微粒子の混合物を押 し 出 し て前記微粒子が分散さ れた フ ィ ゾレ ム を得 る こ と を特徴 と す る ポ リ フ エ 二 レ ン スル フ イ ド フ イ ルムの製造方法を提供す る 。 [0017] 本発明 の ポ リ フ エ 二 レ ン スル フ ィ ド フ ィ ル ム は、 滑 り 性及び表面平滑性に優れ、 ま た、 絶縁欠陥が少ない。 さ ら に 、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ルフ イ ド 本来の優れた耐熱 性、 寸法安定性及び電気特性を有してい る 。 従っ て 、 本 発明 の ポ リ フ エ二 レ ン スルフ イ ド フ イ ルム を コ ン デ ン サ の誘電体 と し て用いる と 、 耐はんだ性、 周波数特性、 温 度特性に優れ、 かつ容量及び絶緣破壊電圧のバラ ッ キの 小さ レヽ コ ン デ ンサが得 られる 。 ま た、 本発明の ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ルムを磁気記録媒体のベース フ ィ ル ム と し て用 いる と 、 ド ロ ッ プァ ゥ 卜 が少な く かつ寸法 安定性、 耐熱性に優れた磁気記録媒体が得 られる 。 [0018] [発明 を実施す る ための最良の形態 ] [0019] 本発明 にお いて 、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を主体 と す る樹脂組成物 (以下、 P P S 樹脂組成物 と 略称す る こ と 力 5 あ る ) と は 、 ポ リ 一 p — フ エ 二 レ ン ス ゾレ フ ィ ド を 7 0 重量%以上含む組成物をい う 。 ポ リ 一 p — フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド の含有量が 7 0重量%未満で は、 該組成物 か ら成る フ ィ ルムの特徴であ る耐熱性、 周波数特性、 温 度特性等を損 な う 。 3 0 重量%未満であれば他の樹脂組 '成物や種 々 の添加剤等を含む こ と がで き る 。 P P S の溶 融粘度 は 、 3 0 0 °C 、 剪断速度 S O O s e c— 1 の も と で 5 0 0 な い し 1 2 0 0 0 ボイ ズの範囲がフ ィ ル ム の耐熱性、 寸法安定性、 機械特性及び厚みむ ら が良好 と な る の で好 ま し い。 なお、 該樹脂組成物の溶融粘度は最終的 に得 ら れる P P S フ ィ ル ム の溶融粘度に等 し い。 [0020] さ..ら に 、 こ こ で 、 ポ リ 一 p — フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド (以下 P P S と 略称す る こ と があ る ) と は 、 繰 り 返 し単 位の 7 0 モル%以上 (好ま し く は 8 5 モ ル%以上が構造 式 ~ ( ~ (O ) ~ S ~~—n ~~ で示さ れる構成単位か ら成る 重合体 を い う 。 斯か る 成分力 7 0 モ ル % 未満で は ポ リ マー の結晶性、 熱転移温度等が低 く な り P P S を主成分 と す る 樹脂組成物 か ら成 る フ ィ ル ム の特徴で あ る 耐熱 性、 寸法安定性、 機械的特性等を損な う 。 繰返 し単位の 3 0 モ ル %未満 (好 ま し く は 1 5 モ ル%未満) で あ れ ば、 他の共重合可能な単位、 例え ば共重合可能な ス ル フ ィ ド結合を有す る単位が含まれていて も よ い。 [0021] 本発明のポ リ フ エ 二 レ ンスルフ ィ ド フ ィ ルムは、 微 粒子を含む。 本発明において、 微粒子 と は、 少な く と も 3 5 0 °Cの温度では固体の粒子の集合体であ り 、 有機物 であ る か無機物であるかを問わない。 斯かる微粒子の例 と し ては、 球状シ リ カ ( コ ロイ ダルシ リ カ) 、 乾式シ リ 力 、 湿式シ リ カ 、 アル ミ ナ、 炭酸カ ル シ ウ ム 、 酸化チ タ ン 、 ケ ィ 酸 ア ル ミ ニ ウ ム、 硫酸バ リ ウ ム等の ミ ネ ラ ル 類、 金属、 金属酸化物、 金属塩類及び有機高分子粒子等 を挙げる こ と がで き る 。 これらの微粒子は、 単独で も複 数組み合わせて も用 いる こ と がで き る 。 [0022] こ こ で、 有機高分子粒子の例 と して は、 ジ ビニルべ ン ゼ ンノスチ レ ン共重合 (架橋) 体、 ポ リ イ ミ ド 、 シ リ コ ー ン樹脂粒子等を挙げる こ と がで き る 。 ただ し 、 粒径 を所定の大き さ に調節する場合に、 粉砕等の方法で はな く 乳化重合等の粒子製造条件で所定の大き さ に し た粒子 が望ま し く 、 さ ら に加熱減量曲線における 1 0 %重量減 量時温度が 3 5 0 °C ( よ り好ま し く は 3 了 0 °C、 さ ら に 好ま し く は 4 0 0 °C ) 以上である こ と が押出 し時の発泡 等の点で好ま し い。 1 0 %重量減量時温度の上限は特に 限定さ れないが、 通常 6 0 0 °C程度が製造上の限界であ る 。 ま た、 本発明 にお いて該微粒子の真球度 (長径 /短 径) は 1. 3 以下 ( よ り 好ま し く は 1. 1 以下) が フ ィ ル ム 表面で の傷の発生、 表面の平滑性、 滑 り 性等の点で好ま し い。 斯かる微粒子の例 と し ては、 球状 シ リ カ 、 球状架 橋ポ リ ス チ レ ン及び球状シ リ コ ー ン な どを挙げる こ と 力 s で き る 。 [0023] 本発明 にお け る微粒子の フ ィ ルム中の含有量 ( 2 種 以上の微粒子を含有す る場合はその合計量) は特に限定 さ れな いが、 表面平滑性 と 滑 り 性のバ ラ ン ス か ら 0. 01〜 8. 0 重量% が好ま し く 、 さ ら に好ま し く は 0. 03〜 5. 0 重 量% 、 さ ら に好ま し く は 0. 1 〜 2. 0 重量% で あ る 。 [0024] 本発明におけ る微粒子は、 その平均粒径が フ ィ ル ム 中 に お い て 0. 05 ju m な レ、 し 3 u m で あ り 、 好 ま し く は 0. 1 m ない し 1. 5 m であ る。 平均粒径が上記範囲 よ り も小さ レ、 と 滑 り 性が悪 く 、 フ ィ ルム製造時並びに コ ン デ ン サ一、 磁気記録媒体の製造時にお い て フ ィ ル ム表面 での傷の発生が多 く な る ので好ま し く ない。 ま た 、 上記 範囲 よ り も大 き い と フ ィ ル ム製造時に お いて 、 微粒子の 脱落に よ り 削れも のが增カ Π し 、 ま た該フ ィ ル ム を用 い た 磁気記録媒体にお いて は、 磁気変換特性が悪化す る 。 特 に、 l O w m 以下の薄い フ ィ ル ム を製造 し た場合、 上記 削れ も のの増力 Πが激 し く 、 ま た、 フ ィ ルム を誘電体 と し て コ ン デ ン サーを製造 し た場合、 絶緣破壊電圧が低下す る の で好 ま し く なレヽ。 [0025] 本発明の フ ィ ル ム は、 フ ィ ル ム中の微粒子の単一粒 子指数が 0.5 以上であ り 、 好ま し く 'は 0.7 以上、 さ ら に 好ま し く は 0.9 以上である。 単一粒子指数 と は、 粒子の 占め る全面積を A 、 そのう ち 2 個以上の粒子が凝集 して い る凝集体の占め る面積を B と し た と き 、 ( A - B ) ノ Aで表わされる 。 こ の定義か ら明 らかな よ う に、 全ての 粒子が単一粒子 と し て存在する場合に は単一粒子指数は 1 であ る 。 フ ィ ルム中の微粒子の単一粒子指数が 0.5 よ り も小さ い と フ ィ ルム製造時において、 微粒子の脱落に よ り 肖 ljれ も の が増加 し 、 ま た、 磁気記録媒体にお い て は、 磁気変換特性が悪化する。 特に、 1 0 m 以下の薄 いフ ィ ルムを製造 し た場合、 上記削れも の の増加が激 し く 、 該フ ィ ルムを誘電体と して コ ンデ ン サ一を製造 し た 場合、 絶緣破壊電圧が低下す るので好ま し く ない。 [0026] 本発明のボ リ フ エ 二 レ ンスルフ ィ ド フ ィ ルムは、 無 配向で も一軸配向であ っ て も よ いが、 機械的性質や耐熱 性等の物理的特性の観点か ら二軸配向 し た も のが好ま し い。 こ こ で、 二軸配向フ ィ ルム と は、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を主体 と する樹脂組成物か ら成る非晶性フ ィ ル ムを 2 軸配向せし めたフ ィ ルムであ り 、 X線回折法に よ る結晶化度が 2 5 % ない し 4 5 %、 さ ら に'、 広角 )( 線回 折で 2 Θ = 2 0 〜 2 1 。 の結晶 ピーク について求めた配 向 度 O F が End 方 向 及び Edge方 向 で 0.07〜 0.5 、 Through 方向 で 0. & 〜 : I .0 の範囲 に あ る こ と が好 ま し い■= [0027] 本発明のポ リ フ エ 二 レ ン スルフ ィ ド フ ィ ル ム にお レ、 て、 粗大突起数 X (個ノ 100 cm2)が下記式 (1) を満足す る場合に 、 フ ィ ルム製造時並びに コ ン デ ンサ、 磁気記録 媒体の製造時にお いて フ ィ ル ム表面での傷の発生が よ り 一層少な く 、 ま た、 磁気記録媒体にお いて は、 ド ロ ッ プ ア ウ ト 、 磁気変換特性が よ り 一層良好 と な る ので特に好 ま し い。 [0028] X ≤ 6000Ra · · · (1) [0029] ただ し 、 R a は フ ィ ルム表面の中心線平均粗さ を示す 。 [0030] 本発明 の P P S フ ィ ル ム は、 表面光沢度 GS (60°) が [0031] 1 1 5 % なレ、 し 2 0 0 %であ る こ と が好 ま し く 、 さ ら に 好ま し く は 1 2 0 %ない し 1 7 5 %であ る 。 表面光沢度 GS (60°) が上記範囲内にある場合に は、 フ ィ ル ム を コ ン デ ン サ の誘電体 と し た場合に、 コ ン デ ン ザ の容量安定性 がよ り 一層良好 と な り 、 さ ら に フ ィ ル ム の絶縁欠陥が減 少す る ため コ ン デ ン サ と し た と き 、 耐電圧不良率が極め て 少 な く な る の で 好 ま し い 。 こ こ で 、 表面 光沢度 GS (60。) と は 、 JIS- 8741 (1962 ) の 6 0 度鏡面光沢法に準 じ て測定さ れる フ ィ ルム表面の光沢度の こ と で あ る 。 た だ し 、 測定す る方向は、 フ ィ ル ム の長手方向 に対 し 光線 が垂直に入射する方向 と する 。 ま た 、 フ ィ ル ム が透明で ある と き は測定す る面の反対面か ら の反射が無視で き な く な る ので 、 反対面に は黒色塗料を塗布 し てか ら測定す る。 [0032] さ ら に 、 本 発 明 の P P S フ ィ ル ム の 表面 に は 、 0. 05 m 以上の高さ を持つ突起が、 突起数線密度で示 し て 5 . Q 個ノ mm以上形成さ れている こ と が好ま しい。 該突 起数が上記範囲を満足する場合には フ ィ ルムの取 り 扱い 性が よ り 一層良好と な るだけでな く 、 フ ィ ル ムの絶緣欠 陥が減少 し 、 コ ンデンサ と した と き 、 耐電圧不良率が極 め て少 な ぐな る の で好ま し い 。 こ こ で 、 突起の高さ と は、 触針式表面粗さ計を用 いて、 後述する条件下におい て測定さ れる もので、 速度 0 . 1 ra m/ 秒で触針を移動させ なが ら縦倍率 Nで測定し た粗さ 曲線チ ヤ一 卜 上の i 番目 の突起山頂の レベルを M i 、 同 じ く i 番目の突起の左側 の谷底の レベルを V i と す る と き 、 : ί 番目 の突起の高さ Ρ ί は P i = ( M i - V i ) ノ N と 定義さ れる 。 ただ し 、 触針を移動させる方向はフ ィ ルムの長手方向に直行 す る方向 と す る 。 ま た、 突起数線密度 (以下 P d と い う ) と は、 フ ィ ルム長さ 3 0 mraにわたつ て同様に測定 し た粗さ 曲線チ ャ ー ト において、 求め る高さ を持つ突起数 を測定長で除して単位長さ 当た り の突起数を示 し た も の であ る 。 例えば 0 . 0 5 ii m 以上の高さ を持つ突起の突起数 線密度 ( こ れを P d ( 0 . 0 5 ) と示す) と は、 上述 し た方 法で求め た 0 · 0 5 " m 以上の高さ を持つ突起数を測定長で 除 し て単位長さ 当た り の突起数を示 し た も のである 。 [0033] 同様の測定法に よ る該フ ィ ルム表面の 0 · 1 u m 以 上の高さ を持つ突起の突起数線密度 P d ( 0 . 1 )はフ ィ ル ムの取扱性の観点か ら 1 . 0 個ノ m m以上であ る こ と が好ま: し い。 さ ら に、 Q . 2 ii m 以上の高さ を持つ突起の突起数 線密度 P d ( 0 - 2 )は、 フ ィ ルムを コ ン デ ンサの誘電体 と し て 用 い た 場合 の コ ン ヂ ン サ の耐電圧の観点 か ら 2. 0 個 / mm以下であ る こ と が好 ま し い。 [0034] 本発明の P P S フ ィ ル ム の中心線平均粗さ R a は、 フ ィ ル ム の取 り 扱い作業性、 磁気記録媒体のベ一 ス フ ィ ル ム と し た場合の電磁変換特性、 コ ン デ ン サ の誘電体 と し て用 いた場合の コ ン デ ンサ素子の成形性、 ア ル ミ ニ ゥ ム薄膜 と の密着性の観点か ら 0 · 05 w m な い し 0. 12 z m 力 好 ま し く 、 さ ら に好ま し く は 0.005 μ πι な い し O. l O m で あ る 。 [0035] 本発明 は ま た、 二軸配向 し た本発明の P P S フ ィ ル ム を主た る誘電体 と し 、 金属箔又は金属薄膜を 内部電極 と し て成る コ ンデ ンサを提供す る 。 [0036] こ こ で 、 金属箔 と は、 自 己支持性の金属膜で あ り 、 そ の厚さ は 2 u m なレヽ し 1 5 u m が好ま し レ、。 ま た 、 金 属薄膜 と は、 二軸配向 P P S フ ィ ル ム を支持体 と し て 、 その表面に真空蒸着法、 スパ ッ タ法、 メ ツ キ法等の方法 で形成さ れた非 自 己支持性の金属膜であ り 、 そ の厚 さ は 0. 01 u m ない し 0. 5 m 力 s好 ま し レ、。 [0037] こ れ らの金属膜の材質は特に限定さ れな い が、 ア ル ミ ニ ゥ ム 、 亜鉛、 ス ズ、 銅、 ニ ^ ケ ル、 ク ロ ム 、 鉄、 チ タ ン又は こ れ ら の混合物若 し く は合金等が好 ま し い 。 [0038] コ ン デ ン サ の構造 は 、 従来 の コ ン デ ン サ と 同 じ で あ っ て よ く 、 例 え ば上記金属膜 を 内部電極 と し 、 ボ リ フ エ 二 レ ン スルフ ィ ド フ ィ ル ム を誘電体 と し て巻回又は 積層 し て成る 。 金属薄膜を内部電極 と し 、 かつ積層構造 を有す る コ ン デ ン サ と は 、 具体的 に は、 例 えば該ポ リ フ ニ 二 レ ン ス ルフ ィ ド フ ィ ルムの片面に金属薄膜を內部 電極 と し て形成 し た も の の場合は 2 枚重ね て 、 該ポ リ フ ヱ ニ レ ンス ルフ ィ ド フ ィ ルムの両面に金属薄膜を内部 電極 と して形成 し た も のの場合は金属薄膜を形成 してい ないボ リ フ エ 二 レ ンスルフ ィ ド フ ィ ルム と積層 して コ ン デ ンサ素子を形成 し 、 外部電極及び必要に応 じ て外装を 施 し て コ ンデンザ と し た ものである。 [0039] ま た、 本発明の コ ンデンサは、 ボ リ フ エ二 レ ンスル フ ィ ド フ ィ ル ム を主た る 誘電体 と して成 る も の で あ る が、 全ての誘電体がボ リ フ エ二レ ンスルフ ィ ド フ ィ ルム であ る必要はな く 、 ポ リ フ エ二 レ ンスルフ ィ ド の特徴で あ る耐熱性、 温度特性等を阻害しない範囲であれば他の 誘電体、 例えばポ リ エチ レ ンテ レフ タ レー ト 、 ポ リ ェチ レ ン ナ フ タ レ ー ト 、 ポ リ オ レ フ イ ン 、 ポ リ カ ーボネー 卜 、 ポ リ フ エ二 レ ン オ キサイ ド、 ポ リ エーテルエーテル ケ ト ン 、 ボ リ エーテルイ ミ ド等の樹脂組成物を誘電体と し て併せて使用 し て も構わない。 [0040] 本発明の コ ンデ ンサの態様は全 く 問わ ない。 すなわ ち、 リ ー ド付き、 リ ー ドな し (いわゆる チ ッ プ コ ン デ ン サ ) 等の周知の タ イ プの いずれで あ っ て も よ い し 、 ま た、 こ れ ら に限定されない。 ま た、 その外装の方法も樹 月旨モ ール ド 、 樹脂デ ツ ブ 、 ケース に よ る も の 、 樹脂 フ ィ ルム に よ る も の、 ある いは表面を薄 く 樹脂コ ー ト し た も の等の実質的に無外装の もの、 ある い は全 く 無外装 の も の等の いずれで も よ い し 、 ま た、 こ れ ら に限定さ れ ない。 [0041] さ ら に ま た、 本発明は、 二軸配向 し た本発明の P P S フ ィ ル ム の少な く と も片面に磁性層 を設けて成る磁気 記録媒体を提供す る 。 磁性層及びその形成方法は こ の分 野にお いて周知であ り 、 本発明にお いて は いずれの磁性 層 を も 採用 す る こ と がで き る 。 例 え ば、 了 — F e 2 0 3 、 C r 0 2、 F e、 N i、 C o等の磁性固体を有機バイ ン ダー と 共に ベース フ ィ ル ム に塗布す る方法や 、 メ ツ キ 、 蒸着、 ス パ 夕 リ ン グな どに よ り 薄膜状に形成す る方法を探用 す る こ と がで き る 。 有機バイ ン ダーを併用 す る塗布型の磁気記 録媒体 と し て は磁性層厚み と し て 0 . 1 な い し 1 〇 程度の範囲に調整さ れるが、 ポ リ ウ レ タ ン系、 ェ ポ キ シ系、 ポ リ エス テ ル系、 ポ リ 塩化 ビニ ル系、 シ リ コ 一 ン系等種 々 の有機系ボ リ マを使用 す る こ と がで き る 。 ま た、 薄膜状に磁性層を形成す る場合に は通常 1 m 以下 の層が形成さ れる が、 水平、 垂直等 どの よ う な記録方式 であ っ て も差 し支えない。 [0042] 次 に 、 本発明 の ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の製造方法について説明す る 。 [0043] ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド ボ リ マ 自 体の製造方法 は、 こ の分野にお いて周知であ り 、 いずれの方法を も採 用す る こ と がで き る 。 硫ィヒアルカ リ と p — ジ ノ、 口 べ ンゼ ン を極性溶媒中で高温高圧下に反応さ せ る方法が好 ま し レヽ 。 特 に 、 硫ィヒナ ト リ ウ ム と P — ジ ク ロ 口.ベ ン ゼ ン を N — メ チル ー 2 — ピ ロ リ ド ン等のア ミ ド 系極性溶媒中で 反応させる のが好ま しい。 この場合、 重合度を調整す る ため に、 苛性アルカ リ 、 カルボン酸アルカ リ 金属等のい わゆ る重合助剤を添加 して 2 3 ◦ °Cない し 2 8 0 °Cで反 応さ せる のが最も好ま し い。 重合系内の圧力及び重合時 間は、 使用 する助剤の種類や量及び所望する重合度等に よ つ て適宜決定さ れる。 [0044] 重合終了後、 系を徐冷 し、 ポ リ マ を析出さ せた後、 水中に投入 してでき る スラ リ 一をフ ィ ルターでろ別後、 水洗、 乾燥 し てポ リ 一 P —フ エ二 レ ン スル フ イ ド粉末を 得る こ と がで き る。 [0045] 次に、 液体に分散さ れた微粒子のス ラ リ ーを上記 P P S 粉末に添力 Π して、 ヘ ン シ ェ ル ミ キサー等の よ う な高 速撹拌手段に よ り 均一に混合 し た後得られた混合物を、 少な く と も 1 段のベ ン ト 孔を有す る押出 し機に供給 し、 該押出 し機中で先ず溶融混線後、 ベ ン ト 孔か ら該液体成 分を除去 し 、 適当な口金か ら押出 して、 ポ リ フ エ二 レ ン スルフ ィ ド を主体とする樹脂組成物を得る 。 [0046] こ こ で 、 本発 明 に お い て は 、 微粒子 は 、 沸点 が [0047] 1 8 0 °C な い し 2 9 0 °C 、 好 ま し く は 1 8 0 °C ない し 2 5 0 °Cの液体に分散し たス ラ リ ー状 (以下、 微粒子ス ラ リ ー と い う こ と があ る) にする 。 この液体の沸点が上 記範囲 よ り も低い と 、 ス ラ リ ーを含むポ リ フ エ 二 レ ン ス ルフ ィ ド を溶融混練する際、 微粒子の二次凝集が起こ り 易 く 、 逆に該液体の沸点が上記範囲 よ り も高い と ス ラ 08677 [0048] リ 一 を 含 む ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を溶融混練 し た 後、 ベ ン ト 部で該液体を系か ら除去す る こ と が困難 に な る 。 該液体の例 と し て は、 エチ レ ン グ リ コ ール 、 卜 リ エ チ レ ン グ リ コ ール、 N — メ チル ピ ロ リ ド ン及びジ フ エ 二 ルエーテルな どを挙げる こ と がで き るが、 前二者の よ う に 、 沸点以上の温度で ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド を溶解 す る こ と の ない も のが好ま し い。 こ こ で 、 微粒子は 、 こ のス ラ リ ーの状態にお け る平均粒径が 3 ii m 以下、 好 ま し く は 1 . 5 μ πι 以下に な る よ う にす る 。 こ の よ う な ス ラ リ ーの調製方法は特に限定さ れないが、 該液体に微粒子 を添加 し て ボール ミ ル、 振動 ミ ル等の分散手段で分散 し て 、 必要 に応 じ て 濾過 し て粗大粒子分 を 除去す る 方法 や、 液体中で微粒子を生成、 成長さ せて適当 な粒径を有 す る ゾル と し 、 必要 に応 じ 、 溶媒置換 、 濾過 な ど を行 な っ て 目 的の液体のス ラ リ ー と す る方法等があ る 。 見掛 け比重の小さ い微粒子の粒系の揃っ たス ラ リ 一を得る と い う 点で は後者が好ま し い。 該ス ラ リ ー中の微粒子の平 均粒径は、 ス ラ リ ー中での二次凝集に対す る安定性の点 で O . O l w ni 以上で ある のが好ま し い。 ま た 、 該ス ラ リ ー 中の固体微粒子の含有量は、 1 0 重量% な い し 7 0 重量 % の範囲が好ま し い。 [0049] 本発明の P P S フ ィ ル ム の製造方法で は 、 P P S O) 粉末に、 上述の微粒子ス ラ リ ーを添加 し て 、 均一に混合 し た後、 押出 し機に供給す る 。 P P S 粉末 と 微粒子ス ラ リ 一 と の.均一混合法 と し て は、 ヘ ン シ ヱ ル ミ キ サー等の よ う な高速撹拌手段に よ る こ と が好ま し い。 ま た、 かか る混合の際、 材料の温度をスラ リ ーの分散媒たる上記液 体の沸点よ り 5 0 °C以上低 く 保ち、 該液体の揮発を防止 する のが好ま し い。 P P S 粉末に対する微粒子スラ リ ー の添加量は、 P P S に対する微粒子の重量割合が 1 % な い し 1 0 0 % と な る よ う に調整する。 P P S 粉末に対す る該液体成分の重量割合を、 1 % ない し 8 0 % とす るの が好ま し い。 こ う して得られた混合物は、 少な く と も 1 段のベ ン ト 孔を有する押出 し機に供給さ れ、 該押出 し機 中で先ず溶融混練さ れた後、 ベン ト孔か ら該液体成分を 除去し 、 適当 な口金か ら押出 して樹脂組成物を得る 。 2 段以上のベ ン ト孔を有する押出 し機を使用する場合 も 、 最終のベン 卜 はボ リ マが溶融状態で行な う べきであ り 、 一部のベ ン 卜 孔か ら、 未溶融状態の混合物中の液体成分 の一部を除去する場合で も 、 その割合は、 該液体成分の 5 0 重量%以下 と す る こ と が好 ま し い 。 い ずれに し て も 、 押出 し機の シ リ ン ダ中で、 分散媒で あ る液体、 微粒 子及び溶融状態のボ リ マの三者が共存す る状態が少な く と も存在する こ と が必要である。 この よ う に し て、 ポ リ マ中の液体成分は、 最終的に得られる樹脂組成物をベ ン ト 孔のない押出 し機で加工し た場合に発泡等、 液体の気 化に伴 う 欠点の出ない程度にまで除去さ れる 。 [0050] 上記方法では、 P P S 粉末 と微粒子 と を押出 し機に 供給す る前に混合 し たが、 先ず押出 し機に P P S 粉末を 供給 し 、 押出 し機のシ リ ンダーの部分で、 ポ リ マーの溶 解前及びノ又は溶解後に微粒子ス ラ リ ーを押出 し機に設 け ら れ た 開 口部か ら 強制的 に注入す る こ と も可能 で あ る 。 こ の注入は、 押出 し成形を行ないなが ら連続的に行 な う こ と も で き る 。 他の製造条件は上述 し た方法 と 同様 であ る 。 [0051] 上記いずれの方法において も 、 押出 し機に取 り 付け た適当 な口金か ら微粒子が分散 し た P P S を押出 し て 、 目 的の樹脂組成物を得る 。 こ こ で言 う 樹脂組成物 と は、 ペ レ ツ 卜 を は じ め 、 フ ィ ルム 、 シ一 卜 、 繊維状物、 そ の 多各種成形品等、 特にその形態を限定 し ないが、 ペ レ ッ ト 状に し て 、 その ま ま 、 あ る いは別の組成物 (例え ば、 [0052] P P S の ナ チ ュ ラ ルペ レ ツ 卜 ) と 混合 し て 、 成形 □ フ ィ ル ム 、 シー ト 、 繊維状物等を製造す る樹脂原料 と し て用 い る こ と 力5多い。 [0053] の よ う に し て得 られた P P S を主体 と す る樹脂組 成物は、 周知の方法 (例えば特開昭 5 5 - 1 1 1 2 3 5 号等に記 截) に よ り フ イ リレ ム 、 好 ま し く は 2 軸延伸 フ ィ ル ム に成 形す る こ と がで き る 。 すなわち、 例え ば、 該樹脂組成物 を押出 し機等に供給 し て溶融 し 、 T ダイ か ら冷却 ド ラ ム 上に押出 し て無配向 シ一 卜 と し 、 該シー ト を 8 0 °c ない し 1 2 0 °c の温度で縦、 iS に同時又は逐次 2 軸にて面積 倍率で好 ま し く は 4 倍以上に延伸 し 、 さ ら に 1 8 0 °C以 上、 融点以下の温度で緊張下で熱処理 し て 中間体を得、 次に該中間体を 3 0 °C ない し 1 2 0 °C で 5 秒な い し 1 0 日 間熱処理す る方法が挙げ られる が こ れに限定さ れる も ので はない。 熱処理の時間は、 温度 よ っ て適宜選定す る こ と がで き る 。 一般に低温では長時間を要 し 、 高温で は短時間になる。 熱処理は、 フ ィ ルム製造ラ イ ン で中間 体の製造 と 連続して行な う こ と もで き る し、 一旦巻取つ てか ら行な う こ と もでき る 。 後者では、 フ ィ ルムを巻き 出 し ながら連続的に行な う こ と も で き る し、 口 一ル状で 熱風オーブ ン等に入れて行なう こ と もで き る 。 ま た、 該 熱処理を、 異なる温度で 2 段階以上にわたっ て行な う こ と も で き る。 以上の よ う に し て本発明のポ リ フ エ二 レ ン スル フ ィ ド フ イ リレムを得る こ と がで き る 。 [0054] 本発明のポ リ フ エ二 レ ンスルフ ィ ド フ ィ ルム を誘電 体 と す る コ ン デ ン サ及び本発明の ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ドフ イ リレ ム をベース フ ィ ル ム と す る 磁気記録媒体 は、 こ の分野において周知であ り 、 公知のいずれの方法 に よ っ て も製造するこ と がで き る 。 [0055] 次に、 本発明に関す る各種特性値の測定方法及び下 記実施例で採用 した効果の評価方法を ま と めて記す。 [0056] [ 特性の測定、 評価法 ] [0057] (1) 微粒子の微粒子ス ラ リ ー中での平均粒径 [0058] ス ラ リ ーを同 じ液体で適当に希釈 して 、 光学式粒度 分布測定器 ( 堀場製作所製、 CAPA 500 )にか けて測定 し た。 [0059] (2) 粗粒(a) [0060] 顕微鏡法に よ る 。 す な わ ち 、 厚 さ 1 0 程度の フ ィ ルム を作製 し 、 光学式透過顕微鏡に よ っ て と ら え た フ ィ ルム 中の粒子の う ち 、 長径が 1 0 j m 以上のものの 数を数え た。 [0061] (3) 粗粒(b) [0062] 撐脂組成物を、 微粒子のポ リ マ中濃度が 1 重量% に なる よ う 、 P P S ナチ ュ ラ ル樹脂で希釈 して押出 し機に 供給 し 、 押 出 し 機 出 口 に取 り 付け た濾過面積 l O cin2 の 、 濾過精度 5 m ( 9 0 %カ ッ ト ) の金属織維不織布 製の フ ィ ルターを通 して 5 kg/ 時間の吐出量で押出 し 、 ろ 圧が押出 し 開始時の値の 2 倍に達する ま で に フ ィ ル タ ーを通過する樹脂重量で評価 した。 いう ま で も な く 、 斯かる通過量が多いほ ど耝粒が少な い と いえ る 。 [0063] (4) フ ィ ルム の絶縁欠陥 [0064] しんち ゅ う 製の電極 ( 150 mm x 200 mm 、 表面粗度 2 S以下) と 、 アル ミ ニ ウ ム蒸着ボリ エステ ル フ ィ ルム の蒸着面と の間に測定 フ ィ ルム ( 2G0 mm x 250 mm)を密 着させ、 150V/ m の直流電圧を 9 0 秒間印加 し た際の 絶縁破壊個数を数え た。 (5) コ ン デ ン サ初期容量安定性の評価 ' 同一条件で コ ンデンサを 1 0 0 0個製造 し 、 個 々 の コ ン デ ン サの静電容量を 自動キ ャ パ シタ ン スブ リ ッ ジを 用 いて測定し、 そのば らつ き (標準偏差) を% で示 し 、 初期容量安定性と した。 こ の値が小さ い ほ ど安定性が高 い。 [0065] (6) コ ンデ ンサ耐電圧不良率の評価 [0066] 同一条件で コ ン デ ンサを 1 0 0 0個製造 し 、 個々 の コ ン デ ンサの耐電圧を測定 し 、 規定の電圧に達 し なかつ た も のの割合を算出 し 、 %で示 し耐電圧不良率と する。 な お 、 電圧は 1 0 0 V Z秒の割合で昇圧 し なが ら 印加 し 、 コ ン デ ン サが破壊し 1 0 mA以上の電流が流れた時点 の電圧を耐電圧と した。 ま た、 .規定の電圧はフ ィ ルム厚 さ 1 ii m 当た り 5 V と し た。 [0067] (7) 磁気変換特性、 ド ロ ッ プァ ゥ 卜 [0068] フ ィ ル ム に磁性塗料 を グ ラ ピャ ロ ール に よ り 塗布 し 、 磁気配向させ、 乾燥させる。 さ ら に 、 小型テス 卜 力 レ ン ダ一装置 ( ス チ ール ロ ールノナ イ ロ ン ロ ー ル 、 5 段) で、 温度 7 0 °C、 線圧 200 kg/cm で力 レ ン ダー処理 した後、 了 0 °C、 4 8 時間キ ュ ア リ ングする 。 上記テ一 ブ原反を 1 ノ 2 イ ンチ にス リ ッ ト し 、 パ ン ケーキを作製 し た 。 こ のノ ン ケーキ か ら長さ 250 m の長さ を V T R力 セ ッ 卜 に組み込み: 'V T Rカ セ ッ 卜 テーブ と し た。 [0069] こ のテープに家庭用 V T Rを用 いて シバ ソ ク製のテ レ ビ試験波形発生機 (TG7/U706) に よ り 1 0 0 % ク ロマ S ノ N を測定 し た。 ま た、 こ のテープを ド ロ ッ プア ウ ト カ ウ ン タ 一を用 いて、 ド ロ ッ プァ ゥ 卜 の幅が 5 u 秒以上 で 、 再生さ れた信号の減衰がマイ ナス 1 6 d B 以上の も のを ピ ッ ク ア ッ プ して ド ロ ブア ウ ト の個数 と し た。 測定 は、 ビデオ カ セ ッ ト 1 0 巻について行ない、 1 分間当 り に換算 し た ド ロ ッ プア ウ ト の個数力 s 1 0 個未満であ る も の を◎、 1 0 〜 4 0 個であ る ものを〇、 4 0 〜 6 0 個で あ る も のを厶、 6 0 個を超え る も の を X と し た。 △以上 であれば、 ド ロ ッ プア ウ ト は少な く 電磁変換特性は良好 であ る と 判定 し た。 [0070] (8) 微粒子の平均粒径 [0071] フ ィ ル ム か ら P P S をプラ ズマ低温灰化処理法 (例 え ばャ マ ト 科学製 PR- 503型 ) で 除去 し 粒子 を露出 さ せ る 。 処理条件は P P S は灰化さ れる が微粒子は ダメ ージ を受 け な い条件 を選択 す る 。 こ れ を走査型電子顕微鏡 ( S E M ) で観察 し 、 粒子の画像 (粒子に よ っ てで き る 光の濃淡) をイ メ ージ アナ ラ イ ザ一 (例え ばケ ン ブ リ ツ ジイ ン ス ト ルメ ン ト 製 QTM 900 ) に結び付け 、 観察箇所を 変えて粒子数 5000個以上で次の数値処理を行な い、 それ に よ っ て求め た数平均怪 D を平均粒径 と す る 。 [0072] D = ∑ Di/ N [0073] た だ し 、 こ こ で D iは 粒子 の 円 相 当 径 、 N は 個 数 で あ る。 [0074] (9) 1 0 %加熱減量時温度 [0075] 島津製作所製の熱重量分析装置 TG30M 型を用 いて 、 窒素中、 昇瘟速度 1 0 て Z分で測定 した。 なお、 試料重 量は 5 と した。 [0076] (10)単一粒子指数 [0077] フ ィ ルムの断面を透適型電子顕微鏡 ( T E M ) で写 真観察し、 微粒子を検知する 。 観察倍率を 1 0 万倍にす れば、 それ以上分ける こ とがで き ない 1 個の粒子が観察 で き る 。 粒子の占める全面積を A、 そのう ち 2 俏以上の 粒子が凝集 し て い る凝集俸の 占める面積を B と し た と き 、 ( A — B ) Z Aをも って、 単一粒子指数と する 。 T E M条件は下記の通り であ り 、 1 視野面積 : 2 平方 / の測定を場所を変えて 5 0 0 視野測定する 。 [0078] • 装置 : 日本電子製 JEM-1200EX [0079] • 観察倍率 : 1 0 万倍 [0080] • 加速電圧 : 10Q [0081] ♦ 切片厚さ : 約 1000オ ングス ト ローム [0082] (11)真球度 [0083] 上記(1) の測定において、 下式で求め られる俏々 の 粒子の長径 (平均値) Z短径 (平均値) の比である 。 [0084] 長径 = :∑ Dli 7 N [0085] 短径 = :∑ D2i ノ N [0086] た だ し 、 Dli、 D2iはそれぞれ個 々 の粒子の長径 (最大 径) 、 短径 (最小径) 、 N は総個数である 。 [0087] (12)表面光沢度 G s ( 6 0 ° ) [0088] JIS Z-8741 (1962) の 6 0 度鐘面光沢法に準じて測 定する 。 (13)粗大突起数 ' [0089] 2 光束干渉顕微鏡 ( カールツ ァイ ス · イ ェナ社製、 イ ン タ ー フ ア コ ) に て 、 H 3 以上 ( 干渉 リ ン グ数 3 以 上 ) のものの数を フ ィ ルム 1 0 O cm2 についてカ ウ ン ト する 。 [0090] (14)中心線平均表面粗さ R a [0091] 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器 ET-iO を用い て測定 し た。 条件は下記の通 り であ り 、 2 0 回の測定の 平均値をも っ て値 と し た。 [0092] ♦ 触針先端半径 : 0.5 m [0093] ♦ 触針荷重 : 5 mg [0094] * 測 5k長 = 1 mm [0095] ♦ カ ツ 卜 オ フ値 : 0.08 mm [0096] なお、 R a の定義は、 例えば、 奈良治郎著 「 表面粗さ の 測定 · 評価法 」 (総合技衛セ ン タ 一 、 1983) に示されて レヽる ものである 。 [0097] (15)突起の高さ [0098] 小坂研究所製の高精度薄膜段差測定器 ET- 10 を用い て速度 0.1 mm/ 秒で蝕針を移動させなが ら緵倍率 N で測 定 した粗さ 曲線チ ヤ一 ト上の i 番 目 の突起山頂の レベル を M i 、 同 じ く i 番 目 の突起の左側の谷底の レベルを V i と する と i 番 目 の突起の高さ P i が P i = ( M i — V i ) N で得 られる 。 ただ し 、 蝕針を移動さ せる 方向 は フ ィ ルムの長手方向に直行する方向 と する 。 条件は下 記の と お り であ り 、 2 0 回の測定の平均値をも っ て値 と した。 [0099] ♦ 蝕針先端半径 : 0.5 jtt in [0100] ♦ 触針荷重 : 5 mg [0101] , 測疋長 : 1 mm■ [0102] ♦ カ ツ 卜オフ値 : 0.0& mm [0103] (16)突起線密度 [0104] 小坂研究所製の高精度蘀腠段差測定器 ET-10 を用い フ ィ ルム の 長 さ 3 0 nmにわ た つ て 測定 し た耝さ 曲線 チ ャー ト によ り 、 求める高さを持つ突起数を測定長で除 し て単位長さ 当た り の突起数を求め突起数線密度 と し た。 例えば、 0.05 ^ in 以上の高さを持つ突起の突起線密 度と は、 上述した方法で求めた 0 05 ^ m 以上の高さを持 つ突起数を測定長で除 して単位長さ当た り の突起数を示 したものである 。 [0105] 以下、 実施例を挙げて本発明をさ ら に具体的に説明 する。 なお、 実施例は例示のためにのみ記載されたもの であ り 、 いかなる意味においても术発明の範囲を限定す る ものではない。 [0106] [ 実旌例 ] [0107] 実施例 1 [0108] ステ ン レス褽オ ー ト ク レープに 、 硗化ナ ト リ ウム 32. & kg (250 モル、 結晶水 4 0 重量% を含む ) 、 水酸化 ナ ト リ ウム 1 0 0 s 、 安息香酸ナ ト リ ウム' 36.1 kg (250 モル) 、 及び N — メ チルー 2 — ピロ リ ド ン (以下 N M P と略赛する こ とがあ る ) 79.2 kg を仕込み、 205 。Cで脱 水 し た後、 1, 4 -ジク ロルベンゼン (以下 p-DCB と 略称す る こ と があ る ) 37.5 kg (255モル) 、 及び N M P 20.0 kgを加え、 2 6 5 てで 4 時間反応さ せた。 反応生成物を 水洗、 乾燥 し た、 P — フ ユ 二 レ ンス ル フ イ ド 1 0 0 モ ル %か ら成 り 、 溶融粘度 3300ボイズのポ リ 一 p - フ エユ レ ンスルフ ィ ド粉末 2.2 kg (収率 7 8 % ) を得た。 [0109] こ の粉末 1 0 0 重量部に真球度 1.3 で かつ平均粒子 径 0.5 μ. m の コ ロ イ ダルシ リ カ のエチ レ ン グ リ コ ールス ラ リ ー ( 固形分濃度 2 0 % ) 5 重量部加え 、 ヘ ン シ ェ ル ミ キサーを用いて 5 0 てで高速攪拌 し た。 [0110] こ の混合物を、 1 段のベン ト孔を有する異方向回転 ニ铀押出 し機に供給 して、 3 1 0 。Cで瑢融 し 、 ベン ト部 で 、 溶融状態の樹脂か らポリ エチ レ ング リ コールを除去 した。 その後、 溶融ポ リ マを 3 φ の 口金か ら押出 し 、 急 冷後ペ レ ツ ト状に切断 して、 コ ロイ ダルシ リ カ をポ リ マ に対 して 1.0 重量%合有 し た; 発明のポ リ フ エ二 レ ンス ルフ ィ ド を主体 と する樹脂組成物を得た ( 樹脂 A - 1 と する ) 。 [0111] 樹脂 A - 1 を 4 0 mm径のェ ク ス ト ルー ダに よ っ て 3 1 0 てで溶融 し 金属繊維を用い た 9 5 %カ ツ ト孔径 Ι Ο μ ιη のフ ィ ルタで瀘過 し た後、 長さ 4 0 0 mm、 間隙 1.5 amの直線状 リ ッ プを有する T ダイ か ら押出 し 、 表面 を 2 5 てに保 っ た金属 ド ラ ム上に キ ャ ス ト し て冷却固化 し、 厚さ 2 5 jLt m の未延伸フ ィ ルム を得た。 こ の フ ィ ル ムをロール群か ら成る縱廷伸装置に よ っ て 、 フ ィ ルム温 度 1 0 0 °C 、 延伸速度 30000%/ 分で 3.7 倍延伸 し 、 続い てテ ン タ を用 いて、 温度 1 0 0 °C、 延伸速度 1000%/分で 3.4 倍延伸 し 、 さ ら に同一テ ン タ 内の後続する熱処理室 で 、 2 了 0 °Cで 1 0 秒間緊張下 に熱処理 し て 、 厚 さ 2 u. m の二軸配向 P P S フ ィ ルムを得た ( フ ィ ルム A — 1 と する ) 。 [0112] 次に該ニ軸配向 P P S フ ィ ルム に、 表面抵抗値が 2 Ω と な る よ う にアルミ ニ ウ ム を真空蒸着し た。 その際、 長手方向に走るマージ ン部を有するス 卜 ラ イ ブ状に蒸着 し た (蒸着部の幅 9.0 mm、 マ一ジ ン部の幅 1.0 mmの繰 り 返 し ) 。 次に各蒸着部の中央 と各マージ ン部の中央に刃 を入れてス リ ッ 卜 し 、 左又は右に 0.5 mmのマージ ン を有 す る 全幅 4.5 mraの テープ状に し て巻き取っ た。 こ れを リ ール 1 と する 。 [0113] 得られた リ ール 1 の左マージ ン及び右マージ ンの も の各 1 枚づっを重ね合わせて巻回 し、 静電容量約 0.1 F の巻回体を得た。 その際、 幅方向に蒸着部分がマー ジ ン部 よ り 0.5 ramはみだす よ う に 2 枚の フ ィ ルムをず ら して巻回 し た。 [0114] こ の巻回体か ら芯材を抜いて、 その ま ま 1 8 0 で、 1 0 kg/cm 2の温度、 圧力で 5 分間ブ レス し た。 これに両 端面にメ タ リ コ ン を溶射 して外部電極 と し 、 メ タ リ コ ン に リ ー :ド線を溶接して巻回 コ ンデ ン サを得た。 こ の フ ィ - ルム及びコ ン デ ンサの評価結果を表一 1 に示す。 [0115] 実施例 2 実施例 1 で用 い た P P S 粉末だけ を 、 実施例 1 で用 いた押出 し機に供給 し毎時 2 0 k g の吐出量で 3 1 0 °C で 溶融押出 し し なが ら、 該押出 し機の フ ィ ー ド部に開 け た 注入孔か ら 、 実施例 1 で用 いた コ ロ イ ダル シ リ カ のェチ レ ン グ リ コ ールス ラ リ ーを毎時 1 k gの割合で注入 し た。 実施例 1 と 同様、 ベ ン ト 部で、 溶融状態の樹脂か らェチ レ ン グ リ コ ールを除去 し た。 その後、 溶融ポ リ マを 3 Φ の 口金か ら押出 し 、 急冷後ペ レ ツ 卜 状に切断 し た、 コ ロ イ タル シ リ カ をポ リ マに対 し て 1 . 0 重量% 含有 し た本発 明の ポ リ フ ヱ ニ レ ン スルフ ィ ド を主体 と す る樹脂組成物 を得た (樹脂 B — 1 と す る ) 。 [0116] こ の樹脂 を 用 い て 、 実施例 1 と 同様 に し て 厚 さ 2 μ ιη の二軸配向 P P S フ ィ ル ム を得た ( フ ィ ル ム Β — 1 と す る ) 。 [0117] こ の フ ィ ルム か ら実施例 1 と 同様な方法に て巻回 コ ンデ ン サ を得た。 こ の フ ィ ルム及び コ ン デ ン サの評価結 果を表 — 1 に示す。 [0118] 実施例 3 [0119] 実施例 1 にお いて平均粒子径 0 . 5 m の コ ロ イ ダル シ リ カ を、 真球度 1 . 1 でかつ平均粒径 0 . 5 m の架橋ポ リ ス チ レ ン粒子 と す る以外は実施例 1 と 同様な方法で厚 さ 2 ju ni の 2 軸配向 P P S フ ィ ル ム を得 た ( フ ィ ル ム C 一 1 と す る ) 。 [0120] こ の フ ィ ル ム か ら実施例 1 と 同様な方法に て巻回 コ ン デ ンサを得た。 こ の フ ィ ルム及びコ ンデ ンサの評価結果を表一 1 に 示す。 [0121] 比鲛例 1 [0122] 実施例 1 で用 いた シ リ カゾルを水置換後乾固 し、 平 均粒径 0 - 5 m (測定法 (8 ) と 同様の方法で求めた) の シ リ カ 微粉末 を 作 り 、 実施例 1 で 用 い た P P S 粉末 1 0 0 重量部に対 し 、 該徼粉末を 1 重量部加え、 ヘ ン シ ェル ミ キサーを用いて 5 0 °Cで高速撹拌 し た。 [0123] こ の混合物を、 ベ ン 卜孔のな い同方向回転二軸押出 し機 ( L Z D : 3 2 ) に供給して、 3 1 0 °Cで溶融混線 し 、 その後、 溶融ポ リ マを 3 Φ の口金か ら押出 し 、 急冷 後ペ レ ツ ト状に切断 して、 シ リ カ をポ リ マ に対して 1 . 0 重量%含有 し たボ リ フ エ 二 レ ンスルフ ィ ド を主体 と する 樹脂組成物を得た (本発明外、 樹脂 D — 1 と す る) 。 [0124] こ の樹脂を 用 い て 、 実施例 1 と 同様に し て厚さ 2 /i m の二軸配向 P P S フ ィ ルムを得た ( フ ィ ル ム D — 1 と する ) 。 [0125] こ の フ ィ ルムか ら実施例 1 と 同様な方法にて巻回 コ ンデンサを得た。 [0126] こ の フ ィ ルム及び コ ン デ ンサの評価結果を表一 1 に 示す。 [0127] 比較例 2 [0128] 平均粒子径 0 . 5 m の コ ロ イ ダル シ リ 力 を、 真球度 1 . 1 力 つ平均粒子径 0 . 0 08 n m の コ ロ イ ダリレ シ リ 力 と す る以外は実施例 1 と 同様な方法で厚さ 2 u m の二軸配向 P P S フ ィ ルム を得た ( フ ィ ルム E — 1 、 街脂 E - 1 と する ) 。 [0129] こ の フ ィ ルム及びコ ンデン サの評価結果を表 - 1 に 示す。 [0130] 比較例 3 [0131] 平均粒子径 0.5 μ, m の コロイ ダルシ リ カ を、 真球度 1.3 かつ平均粒子径 3.5 μ. m の コ ロ イ ダルシ リ カ と する 以外は実施例 1 と 同様な方法で厚さ 2 μ. m の二軸 S向 P P S フ ィ ルム を得た ( フ ィ ルム F — l 、 樹脂 F — 1 と す る ) 。 [0132] こ の フ ィ ルム か ら実施例 1 と 同様な方法にて巻回 コ ンデンサを得た。 [0133] こ の フ ィ ルム及び コ ン デ ン サの評価結果を表 - 1 に 示 3 o [0134] 実施例 1 、 実施例 2 及び実施例 3 並びに比較例 1 、 比較例 2 及び比較例 3 か ら 、 本発明の方法に よれば粗粒 の少ない微粒分散 P P S を得る こ と がで き 、 その結果、 該樹脂組成物 を使用 し た フ ィ ル ム表面の粗大突起数や フ ィ ルム の絶縁欠陥も少な く コ ンデンサー と し た場合耐 電圧不良率が著 し く 減少する こ と が分かる 。 [0135] 実施例 4 〜 5 、 比較例 4 〜 6 [0136] 実施例 1 で用いた P P S 粉末に、 表 1 に示す液体に 微粒子 と して コ ロイ ダルシ リ カ微粉末を固形分濃度 1 0 %に分散せ しめたス ラ リ ーを 1 0 重量都加え、 ヘン シェ ルミ キサーを用いて 5 0 。Cで高速攪拌 し た。 89/08677 ' こ の混合物を、 1 段のベン ト孔を有する異方向回転 ニ敏押出し機に供給して、 3 1 0 。Cで溶融し、 ベン ト部 で、 溶融状態の澍脂か ら表 - 1 に示す液体を除去した。 その後、 溶融ポ リ マを 3 ψの 口金か ら押出 し、 急冷後ぺ レ ツ ト状に切断して、 コロイ ダルシ リ カをポ リ マに対し て 1.0 重量%合有した术発明のポリ フ エ二レ ンスルフ ィ ドを主体とする撐脂組成物を得た。 [0137] これら の揖脂を用いて、 実施例 1 と同様に して厚さ 2 μ, m の二 ¾配向 P P S フ ィ ルムを得た。 [0138] こ の フ ィ ルムか ら実施例 1 と同様な方法にて巻回コ ンデンサを得た。 [0139] こ の フ ィ ルム及びコンデ ンサの評価結果を表 - 1 に 示す。 [0140] 実施例 6 [0141] 実旌例 1 のポリ フ エ二 レンスルフ ィ ド を主体と する 樹脂組成物 (撐脂 A - 1 ) か ら実施例 1 と 同様な方法に て厚さ 1 5 it m の 2 轴 ffi向 P P S フ ィ ルムを得た ( ブ イ ルム G — 1 とす る ) 。 [0142] 次に、 該 2轴配向 P P S フ ィ ルム に下記組成の磁性 塗料をグラ ビアャロ ールに よ り塗布 し、 磁気 K向させ、 乾燥させた。 さ ら に、 小型テス トカ レンダー装置 ( シヅ ロール n ナイ ロ ン ロール、 5 段) で、 温度 : 7 0 。C、 鎳圧 : 200 kg/cm で カ レ ン ダー処理 した後、 7 0 °C 、 4 8 時間キ ュ ア リ ン グ し た 。 こ のパ ンケーキか ら長さ 250 D の長さ を V T Rカセ ッ ト に ¾み込み V T Rカセ ッ 卜テープ ( 磁気記録媒体) を得た。 [0143] こ のフ ィ ルム及びコ ンデンサの評価結果を表 - 2 に 示す。 . [0144] (磁性塗料の組成 ) [0145] • Co含有酸化鉄 ( B E T値 50 m2/g) : 1 0 0 重量部 ♦ エス レ ッ ク A ( 積水化学製塩化ビュルノ酢酸ビュル共 重合体 : 1 0 重量部 [0146] • ニ ッ ポラ ン 2304 ( 日 本ポ リ ウ レ タ ン製ポ リ ウ レ タ ンェ ラス ト マ ) : 1 0 重量部 [0147] * コ 口 ネ ー ト L ( 日 本ウ レ タ ン製ポ リ イ ソ シ ァ ネ ー ト ) : 5 重量部 [0148] ♦ レ シチ ン : 1 重量部 [0149] ♦ メ チルェチルケ ト ン : 7 5 重量部 [0150] • ト ルエン : 7 5 重量部 [0151] ♦ カーボンブラ ッ ク : 2 重量部 [0152] , ラ ウ リ ン酸 : 1.5 重量部 [0153] 実施例 7 [0154] 実施例 2 の樹脂組成物 ( 樹脂 B - 1 ) を用いる以外 は実施例 6 と 同様な方法で厚さ 1 5 μ. m の二軸配向 P P S フ ィ ルム を得た ( フ ィ ルム H — 1 と す る ) 。 [0155] こ のフ ィ ルムか ら実施例 6 と 同様な方法にて V T R カ セ ッ ト テ ー プ ( 磁気記録媒体) を得た。 こ の フ ィ ルム 及び磁気記録媒体の評価結果を表 - 2 に示す。 [0156] 比較例 6 [0157] 比較例 1 の樹脂組成物 ( 樹脂 D - 1 ) を用い る以外 9/08677 r 1 ' は実施例 6 と 同様な方法で厚さ 1 5 μ, m のニ铀 S向 P P S フ ィ ルム を得た ( フ ィ ルム I 一 1 とする ) 。 [0158] この フ ィ ルムか ら実施例 6 と同様な方法にて V T R カセ ッ トテ - プ (磁気記録媒体) を得た。 こ の フ ィ ルム 及び磁気記録媒体の評価結果を表 - 2 に示す。 [0159] 比鲛例 7 [0160] 比較例 2 の樹脂組成物 (撵脂 E ― 1 ) を用いる 外 は実施钶 6 と 同様な方法で厚さ 1 5 m のニ铀 ffi向 P P S フ ィ ルムを得た ( フ ィ ルム J 一 1 とする ) 。 [0161] こ の フ ィ ルムか ら実施例 6 と同様な方法にて V T R カセ ッ トテ - プ (磁気記録媒体) を得た。 こ の フ ィ ルム 及び磁気記録媒体の評価結果を表 - 2 に示す。 [0162] 比較例 8 [0163] 比較例 3 の樹脂組成物 (楫脂 F - 1 ) を用いる以外 は実施例 6 と 同様な方法で厚さ 1 5 μ, a の二釉配向 P P S フ ィ ルムを得た ( フ ィ ルム K一 1 とする ) 。 [0164] こ のフ ィ ルム か ら実施钩 6 と同様な方法にて V T R カセ ッ トテ ー プ (磁気記録媒侓) を得た。 こ のフ ィ ルム 及び磁気記録媒体の評価結果を表 - 2 に示す。 [0165] 実施例 6 及び実施例 7 並びに比較例 6 、 比較例 7 及 び比較例 8か ら 、 *発明の方法に よれば、 フ ィ ルム表面 の粗大突起数の少ない二轴配向 P P S フ ィ ルムを得る こ とができ 、 その結果、 磁気記録媒体と した場合に ド 口 ッ プア ウ ト特性、 磁気変換特性が槿めて良好と なる こ と が 分かる 。 表 1一 1 スラリ-中の スラリ-液体の 微粒子の種類 微粒子の フィルム中の 単一粒子 フ の フィ 微粒子の平均 種類 真球度 微粒子の 指数 光沢度 突起線密度 粒子径( i m ) 粒径( /tm ) Gs (60° ) Pd(0.05) [0166] (%) ( 個/腿 ) 実施例 1 0.50 ェチレ:^リコ-ル コ πィ 瞻 1.3 0.55 0.9 160 6.5 実施例 2 0.50 エチレンクリコ—ル コ Qイタリシリカ 1.3 0.60 0.9 150 6.0 実施例 3 0.50 エチレン; リコ-ル 架橋ボリスチレン 1.1 0.52 0.9 155 7.0 実施例 4 0.45 コ Πィ細カ 1.3 0.60 0.8 140 5.2 [0167] ヒ¾ト'リン [0168] 実施例 5 0.47 wェチレク コ Πィ細力 1.3 0.64 0.9 155 6.0 [0169] クリコ-ル [0170] 比較例 1 0.50 使用せず コ口イタルシリカ 1.3 1.60 0.2 205 4.2 比較例 2 0.008 ェチレ リコ-,!; コ nイタ)瞻 1.1 0.03 0.8 120 24.0 比較例 3 3.50 エチレンクリコ -ル コ [1イタルシリカ 1.3 3.70 0.9 110 5.3 比較例 4 0.45 水 rmィタ歸 1,3 0.97 0.3 105 5.1 比較例 5 0.48 P-キシレン コ πィ細カ 1.3 0.79 0.4 120 5.8 [0171] 表 1一 2 粗 ¾i(a) フィルム中の 3ンァ/!^の コノァ 厂の [0172] (個 /lOcra2 ) (kg) 絶縁欠陥 初期容量 耐電圧 [0173] C個/ IDつ 女疋性 %) 良率 (¾ 夹施例 I 0 15 4'2 1.1 実施例 2 0 17 1.3 実施例 3 0 3, l 13 3.9 0.9 夹施例 1 0 on 4.8 1. D 実施例 5 0 2.5 11 4.9 1.8 比鲛例 I 40 0.8 134 14.0 18.7 比蛟例 2 26 1.5 77 12.0 11.9 比較例 3 8 2.8 98 6.9 19.6 比較例 4 35 0.9 129 13.1 17.5 比較例 5 29 1.2 102 10.9 18.1 [0174] 表 2 [0175]
权利要求:
Claims言青 求 の 範 SJ 1 . ボ リ フ エ二 レ ン スルフ ィ ド を主体 と する樹脂組成物 か ら成る フ ィ ゾレムであ っ て、 該フ ィ ルム中に平均粒径が 0.05 m ない し 3 u m の微粒子が分散さ れてお り 、 かつ 該徼粒子の単一粒子指数が 0.5 以上であ る ポ リ フ ユニ レ ン スル フ イ ド フ イ ルム 。 2 . 2 軸 延伸 フ ィ ル ム で あ る 請求項 1 記載 の フ ィ ル ム。 3 . フ ィ ル ムの粗大突起数 X (個 Z 100 cm2)が下記 (1) 式を満足する請求項 1 又は 2 記載のフ ィ ルム 。 X ≤ 6000Ra (1) ( た だ し 、 R a は フ ィ ル ム表面の中心線平均粗さ を示 す) — 4 . フ ィ ルムの光沢度 G s 6 0 ° ) 力 125%ない し 200% で、 かつ表面に 0.05w ra 以上の高さ を持つ突起が、 突起 線密度で示 して 5.0 個ノ mm以上形成されて い る請求項 1 記載の フ ィ ルム。 5 - 微粒子が、 球状シ リ カ 、 球状架橋ポ リ スチ レ ン及び 球状シ リ コ ー ンか ら成る群よ り 選ばれる請求項 1 記載の フ ィ ルム。 6 . 請求項 2 記載のボ リ フ エ二 レ ン スル フ ィ ド フ ィ ルム を主たる誘電体 と し 、 金属箔又は金属薄膜を内部電極 と して成る こ と を.特徴 と する コ ンデンサ。 7 - 請求項 4記載のボ リ フ ニ 二 レ ンスル フ ィ ド フ ィ ルム を主たる誘電体と し 、 金属箔又は金属薄膜を内部電極と し て成る こ と を特徴 と す る コ ンデ ンサ。 8 . 金属薄膜を内部電極 と し 、 かつ積層構造を有す る請 求項 6 又は 7 記載の コ ンデンサ。 9 . 請求項 2 記載のポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム め 少 な く と も 片面 に 磁性層 を 設 け て 成 る 磁 気記 録媒 体。 1 0 . 請求項 3 記載のポ リ フ ユ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の少 な く と も 片面 に磁性層 を設 け て成 る 磁気記録媒 体。 1 1 . 沸点が 1 8 0 °Cない し 2 9 0 °Cの液体中 に微粒子を該 液体中での平均粒径が 3 m 以下 と な る よ う に分散せ し めたス ラ リ ーを、 ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド ポ リ マーの 粉末に、 該ポ リ マーに対す る該微粒子の濃度で 1 重量% ない し 1 0 0 重量% と な る よ う 添加混合 し 、 該混合物を 少な く と も一段のベ ン 卜 孔を有す る押出 し機に供給 し て 溶融せ し め、 その後、 該液体成分だけ をべ ン 卜 孔か ら除 去 し 、 微粒子が分散さ れたポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド を 押出 し て前記微粒子が分散さ れた フ ィ ルム を得る こ と を 特徵 と す る ポ リ フ ユ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の製造方 法。 1 2 . 沸点が 1 8 0 °C ない し 2 9 0 の液体中 に微粒子を該 液体中での平均粒径が 3 μ. m 以下 と な る よ う に分散せ し め た ス ラ リ ー を 、 ポ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド ポ リ マーの 粉末に、 該ポ リ マーに対す る該微粒子の濃度で 1 重量% ない し 1 0 0 重量% と なる よ う 添加混合 し 、 該混合物を 少な く と も一段のベ ン ト孔を有する押出 し機に供給 し て 溶融せ し め、 その後、 該液体成分だけをベ ン ト孔か ら除 去 し 、 微粒子が分散さ れたポ リ フ ヱ ニ レ ン スルフ ィ ド を シー ト 状に押出 し成形し た非晶性フ ィ ルムを、 8 0 °C な い し 1 2 ひ °Cの温度で面積倍率で 4 倍以上に 2 軸延伸 し 、 さ ら に 1 8 0 °C なぃ し ボ リ フ ェニ レ ン スル フ ィ ド ポ リ マ一の融点で緊張下に熱固定する こ と を特徴と する 2 軸配 向 ボ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ .イ ル ム の製造方 法。 1 3 . ポ リ フ エ二 レ ン スルフ イ ド ポ リ マーを少な く と も —段のベン 孔を有する押出 し機で押出すに際 し、 沸点 が 1 8 0 °Cない し 2 9 0 °Cの液体中に、 微粒子を該液体 中での平均粒径が 3 m 以下 と なる よ う に分散せ し めた ス ラ リ ーを、 該押出 し機のシ リ ンダーの部分で、 前記ポ リ マーの溶解前及びノ又は溶解後に該ポ リ マーに対する 前記微粒子の濃度で 1 重量% ない し 1 0 0 重量% になる よ う に強制的に注入 し 、 その後、 該液体だけをべ ン 卜 孔 か ら除去し、 次いで該ポ リ マーと微粒子の混合物を押 し 出 して前記微粒子が分散されたフ ィ ルム を得る こ と を特 徵 と す る ボ リ フ エ 二 レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ル ム の製造方 法。 1 4 . ポ リ フ エ二 レ ン スゾレフ ィ ド ボ リ マ一を少な く と も —段のベ ン ト 孔を有する押出 し機で押出すに際 し 、 沸点 が 1 8 0 °Cない し 2 9 0 °Cの液体中に、 微粒子を該液体 中での平均粒径が 3 m 以下 と なる よ う に分散せ し めた ス ラ リ ーを、 該押出 し機の シ リ ン ダーの部分で 、 前記ポ リ マ一の溶解前及びノ又は溶解後に該ポ リ マー に対す る 前記微粒子の濃度で 1 重量% ない し 1 0 0 重量% に な る よ う に強制的に注入 し 、 その後、 該液体だ け をベ ン ト 孔 か ら除去 し 、 次いで該ポ リ マー と 微粒子の混合物を シー ト 状に押出 し成形 し た非晶性フ ィ ル ムを 、 8 0 °C な い し 1 2 0 °Cの温度で面積倍率で 4 倍以上に 2 軸延伸 し 、 さ ら に 1 8 0 °C ない し前記ボ リ マーの融点で緊張下に熱固 定 す る こ と を特徵 と す る 2 軸配向 ポ リ フ ヱ ニ レ ン ス ル フ ィ ド フ ィ ルムの製造方法。
类似技术:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
1989-09-21| AK| Designated states|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): JP KR US | 1989-09-21| AL| Designated countries for regional patents|Kind code of ref document: A1 Designated state(s): AT BE CH DE FR GB IT LU NL SE | 1989-11-07| WWE| Wipo information: entry into national phase|Ref document number: 1989903254 Country of ref document: EP | 1990-05-23| WWP| Wipo information: published in national office|Ref document number: 1989903254 Country of ref document: EP | 1995-05-17| WWG| Wipo information: grant in national office|Ref document number: 1989903254 Country of ref document: EP |
优先权:
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申请号 | 申请日 | 专利标题 JP63/54530||1988-03-07|| JP5453088||1988-03-07||DE68922699T| DE68922699T2|1988-03-07|1989-03-07|Polyphenylensulfidfilm und verfahren zur herstellung.| KR89702044A| KR950014235B1|1988-03-07|1989-03-07|폴리페닐렌술피드 필름 및 그 제조방법| EP89903254A| EP0369019B1|1988-03-07|1989-03-07|Polyphenylene sulfide film and process for its production| JP1503014A| JPH0627266B1|1988-03-07|1989-03-07|| HK98106576A| HK1007323A1|1988-03-07|1998-06-25|Polyphenylene sulfide film and process for its production| 相关专利
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